研究テーマおよび業務
- 研究用原子炉JRR-3における中性子小角散乱装置 (SANS-J、PNO)、中性子応力測定装置(RESA)、中性子イメージング装置(TNRF、CNRF)及び即発γ線分析装置 (PGA) の高度化と施設供用
- 核偏極試料と偏極中性子を用いた多成分複合材料の構造研究
- 中性子散乱法による複雑液体・高分子材料の階層構造と機能発現の研究
- 中性子非弾性散乱による生体関連物質の構造とダイナミクスの研究
- 中性子・X線小角散乱法などを用いた金属・鉄鋼材料のナノ構造研究
- 中性子線及び放射光を利用した工学材料のひずみ・応力測定技術の開発と応用
- 中性子線及び放射光を利用したミクロ組織因子の定量評価技術の開発と応用
- 中性子イメージングによる材料内部観察からの材料開発、評価
- 鉄筋コンクリート付着強度特性に関する研究
- 核種・元素分析技術の開発
- 隕石等、宇宙創成に関する研究

グループリーダー
菖蒲 敬久
研究内容
階層構造研究グループでは、中性子散乱・回折法、イメージング技術、放射光分析技術を用いることで、原子レベルからマイクロメートルに渡る幅広い空間スケールの物質構造(階層構造)とそのダイナミクスを明らかにする研究に取り組んでいます。物質の階層構造を知ることは、それぞれの物質が示す特徴や機能発現のメカニズムを本質的に理解することに繋がるため、基礎・応用研究を問わず様々な場面でその重要性が高まっています。 グループでは、研究用原子炉JRR-3に設置される 中性子小角散乱装置 SANS-J・PNO (詳細情報)、 中性子ラジオグラフィ装置 TNRF, CNRF(詳細情報)、 即発γ線分析装置PGA(詳細情報)、 中性子応力測定装置RESA(詳細情報) を中核にして、国内外の中性子・放射光施設を利用することで高分子、溶液、生体試料、鉄鋼材料、無機材料、磁性材料、燃料電池、核燃料物質等に関する研究を行っています。また、施設供用を通じて多くの大学、企業との連携・共同研究を展開しています。
論文について
論文リストはこちらグループメンバー
氏名 | 役職 | 担当装置 | 専門分野 | |
---|---|---|---|---|
菖蒲 敬久 | グループリーダー | JRR-3 RESA, SPring-8 BL22XU 応力・イメージング装置 | 材料強度学 | |
熊田 高之 | マネージャー | JRR-3 SANS-J, PNO | 光・放射線化学、磁気共鳴、中性子小角散乱・反射率 | |
大澤 崇人 | 研究主幹 | JRR-3 PGA | 宇宙・地球科学、即発γ線分析、ミュオン測定 | |
中川 洋 | 研究主幹 | JRR-3 SANS-J | 構造食品科学、構造生命科学、小角散乱、中性子準弾性散乱、MD計算 | |
徐 平光 | 研究副主幹 | JRR-3 RESA | 材料評価、中性子回折、集合組織、応力測定 | |
諸岡 聡 | 研究副主幹(兼務) | JRR-3 RESA | 金属物性、応力解析、中性子回折、X線回折、電子線回折 | |
杉田 剛 | 研究副主幹 | JRR-3 SANS-J, PNO | 光触媒 | |
上田 祐生 | 研究系職員 | JRR-3 SANS-J | 溶液化学、有機合成化学、中性子・X線小角散乱、中性子反射率 | |
栗田 圭輔 | 研究副主幹 | JRR-3 TNRF, CNRF | 放射線イメージング | |
原山 勲 | 研究系職員 | JRR-3 TNRF, CNRF | 放射線イメージング、イオンビーム分析 | |
Cyril Micheau | 研究副主幹 | JRR-3 SANS-J | コロイド科学、複雑液体、分離、化学X 線・中性子小角散乱 | |
中部 倫太郎 | 研究系職員 | JRR-3 SANS-J | 中性子小角散乱、中性子・原子核偏極 | |
柴山 由樹 | 研究系職員 | JRR-3 RESA | 鉄鋼材料、水素脆化、破壊 | |
邱 奕寰 | 博士研究員 | 即発γ線分析、ミュオン測定 | ||
平田 芳信 | 研究系職員 | 食品科学、中性子準弾性散乱、中性子小角散乱 | ||
榊原 真紀 | 研究開発アシスタント | 構造食品科学、構造生命科学 |