単色の熱中性子を用いたテスト開発ならびに汎用2軸回折実験用ポート
概要
MUSASIは、単色熱中性子を提供して、デバイス開発や回折実験など様々な用途に利用するための汎用性の高いテストポートです。MUSASI-LではPG平板モノクロメータから13.5 meVの中性子が安定的に取り出されており、中性子フラックスは8 × 105n/cm2と見積もられています。ビームポートは、基本的にはビームシャッターの開閉操作によるビーム取り出しとビームナロワによるビームの成形のみですが、汎用の2軸回折計が設置されているため、単結晶や粉末回折実験を行うこともできます。また、10 Tマグネットや希釈冷凍機などの各種中性子散乱実験用アクセサリを利用することも可能であり、制御ソフトウエアは他の三軸分光器との共通化がはかられています。長期間や随時の利用希望に対しても柔軟な対応をしています。
装置詳細
散乱角 2θ (°) | 82 - 86 |
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ビームサイズ(立×横) | 100 × 20 mm2 |
高さ(地面からビームの中心まで) | 1170 mm |
モノクロメーター | PG, Si (311), Si (111), その他 |
波長及びエネルギー
E (meV) | λ (Å) | ||
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PG | (001) | 1.01 | 8.977 |
(002) | 4.06 | 4.488 | |
(004) | 16.24 | 2.244 | |
(005) | 36.54 | 1.496 | |
Si | (111) | 4.65 | 4.196 |
(311) | 17.03 | 2.191 | |
(331) | 29.42 | 1.667 |
利用研究例
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検出器開発・試験
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金属集合組織
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高磁場解析による磁性研究
装置利用や課題申請について
詳細はこちら(https://jrr3uo.jaea.go.jp/information/information_04.htm)