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2018.11.29
【所内セミナー】物質科学コロキウム開催(平成30年12月19日)

・日時:12月19日(水)10:00(安全衛生会議終了後)-

・場所:第1研究棟1階第5会議室

・講演者:冨永亜季(放射光分析技術開発グループ)

・タイトル:「水素透過薄膜の創製~超音波化学と電気化学的手法を組み合わせた手法の開発~」

・要旨:講演者はこれまで,主に無機材料を主材とした機能性材料の開発を行ってきた.今回はその中から、金属ナノ粒子からなる水素透過薄膜の作製法の開発に関わる研究成果を発表する.材料開発当時,水素エネルギー社会の実現へ向けて,水素の高純度化を図る事を目的とした、“水素選択透過薄膜”の研究が必要とされていた.水素透過膜の主材としては,パラジウムやその合金があり,水素選択透過性の高さの観点から一般的に優れた材料であるといわれていた.また水素精製速度の観点から,薄くて濃密な膜が有能であるとされており,多くの選択分離膜研究者は、膜厚減少を目指して研究をしていた.しかし,従来法(メッキ法,焼結法)では厚さ 2 μm以下の膜を作製し,気体分離の性能を保持させることは非常に困難であるとされていた.そこで,新たな水素選択透過薄膜調製法として、超音波化学と電気化学的手法を組み合わせた方法を開発した.この新規水素選択透過薄膜の調製プロセスは,超音波還元によるパラジウムナノ粒子の調製と、そのパラジウムナノ粒子を電気泳動法で基板上に堆積させる二つのステップから成り立っている。講演では作製法の詳細とナノ粒子のキャラクタリゼーション,調製した薄膜の水素透過速度Rと選択分離能 αの測定手法や評価の結果について報告する.

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