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2019.7.3
【所内セミナー】物質科学コロキウム開催(令和元年7月17日)

・日時:7月17日(水)10:00(安全衛生会議終了後)-

・場所: 第1研究棟 第5会議室(予定)

・講演者: 竹田幸治(放射光エネルギー材料研究ディビジョン、電子構造物性研究グループ)

・タイトル:「軟X線内殻吸収磁気円二色性実験の需要」

・要旨:

X線内殻吸収磁気円二色性(XMCD)実験は放射光科学と相まって発展してきた。試料に含まれている元素の内殻準位のエネルギーと一致する光を照射するとその内殻準位から伝導帯への電子励起に伴う光吸収が起こる。磁化した(させた)試料の磁化方向に対して光の入射方向に射影成分がある場合、右および左円偏光とでは光吸収強度に差が出ることがある。これがXMCDと呼ばれるもので、対象とした伝導帯の電子軌道の電子スピンの偏りがその起源となる。よって、XMCDは元素・電子軌道選択的な磁気プローブとしての特長をもつ。そして、軟X線領域には磁性を担うd電子やf電子軌道への吸収端が多く存在しており、軟X線MCD実験のうま味となっている。今回、ユーザーがどのような興味をもって実験し、どのような結果が得られるのかの概略を紹介したい。

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